喪中に年賀状を出すのがダメな理由は?お歳暮や年始の挨拶は?マナーまとめ | 気になる事な~んでもすぐ分かる辞典ブログ♪

よく「喪中には年賀状を出してはいけない」と聞きますが、「なんで?」と聞かれたらあなたは答えられますか?

喪中になぜ年賀状を出してはいけないのでしょうか?

めでたくないからという理由だけなのでしょうか?

また、喪中にお歳暮や新年のあいさつはどのようにすれば良いのでしょうか?

書いて行きたいと思います。

喪中に年賀状を出すのがダメな理由は

喪中になぜ年賀状を出してはいけないのでしょうか?

そもそも喪中の意味を理解している方が意外と少なく、詳しく理解されていないケースが多く、結果喪中になぜ年賀状を出してはいけないのかが答えられないということになっていまいます。

喪中とは、一定期間喪に服することを示しています。

年賀状は、はがきで年始のあいさつをし近況報告をするものです。

年賀状の習慣は、平安時代の貴族や公家の間で始まって現在に至るわけです。

文書からはがきに形は変わったのですが、現在でも年賀状は大切なコミュニケーションツールになっています。

では、なんで喪中に年賀状を出してはいけないのでしょうか?

喪中の人から年賀状を出さないとなった背景には、明治・大正・昭和天皇の崩御のときの年賀欠礼の習慣があります。

年賀状は、新年をめでたく迎えられることを祝うことなので、もちろんですが不幸があったら全然めでたくないわけです。

結果、身内に不幸があったらめでたくないので、年賀状は出さない・ふさわしくないことだと誰もがわかることでしょう。

よって、身内に不幸があったら年賀状ではなく年賀欠礼はがきを送ることが一般常識になってきたのです。

もし、身内に不幸があった場合は、年賀はがきを書きはじめる11月くらいには送付してあげるという思いやりも必要ですね。

喪中の相手にお歳暮を贈るのはダメ?年始回りで御年賀を渡したら失礼?

毎年お歳暮を贈っている相手から突然、喪中はがきが届いたという経験ありませんか?

これ結構あるみたいです、私の周りでは(笑)

そうなると、喪中だしお歳暮は控えた方がいいのか…と困ってしまいますよね。

ですが、喪中はがきが来たからって絶対にお歳暮を贈ってはいけないという決まりはないんです。

マナーを守れば贈っても大丈夫なのです。

上記でも言いましたが、喪中は一定の期間喪に服することで、四十九日の忌明けを過ぎて1年くらいを示します。

喪中の期間は、お祝いごとは全てNGで、新年のお祝いももちろんNGです。

年賀状もNGです。

では、喪中の相手にお歳暮を贈っても大丈夫なのでしょうか?

お歳暮は基本、お世話になっている方に日ごろの感謝を込めて贈るものなので、お祝いごとには分類されません。

結果、喪中の相手にお歳暮を贈っても問題はないということになります。

では、いつも通りにお歳暮を贈っていいのでしょうか?

いくつかマナーがあるので紹介していきます。

【熨斗に気を付ける】

相手が喪中の場合お歳暮には「熨斗」をつける必要があり、紅白の水引はさけて無地の奉書紙(白の紙)または、無地の短冊にお歳暮と書きましょう。

間違っても紅白は使わないようにしましょう。

【四十九日が過ぎていない場合が辞めましょう】

喪中の相手にお歳暮を贈るのは問題ないのですが、四十九日を過ぎていない場合は、まだ不幸があったばかりなので控える方が良いです。

いくらお祝いごとではないと言っても、不幸があったばかりでお歳暮を贈るのはマナー違反です。

四十九日を過ぎているのかどうか確認する必要があります。

【御年賀には気を付ける】

喪中の相手にお歳暮を贈って良いのですが、贈る時期にも気をつけないといけません。

年内に届くようであれば「お歳暮」でも問題ないのですが、年が明けて正月の期間、関東では1月7日まで、関西では1月15日までが「松の内」なので、この期間に届くと「御年賀」になってしまい、「感謝の気持ちを贈るから大丈夫でしょ!」と思っていても「お祝いの品」になってしまいます。

喪中の方に御年賀を贈ることはとても失礼です。

もし間違ったら今後色々大変でしょう…。

【言葉に気をつける】

決して「おめでとうございます」の文字を入れた手紙を贈るのだけは辞めましょう。

「本年もよろしくお願いします」のあいさつは問題ないので一言添えても大丈夫です。

上記のマナーに気をつけてお歳暮を贈ってみてください。

仕事始め喪中の人に年始の挨拶はなんて言う?職場の人におめでとうと言うべき?

喪中に迎える新年の挨拶はどうすればいいのでしょうか?

悩みどころですよね。

もちろん「あけましておめでとうございます」はNGですが、他にはどのようにあいさつすればいいのでしょう?

基本は、お祝いの言葉を避けたうえで

「本年もよろしくお願いします」 や 「昨年はお世話になりました。今年もどうかよろしく!」

くらいのあいさつでも良いでしょう。

Copied title and URL