公開日 : 2019年4月24日 / 更新日 : 2019年5月16日
今年も七夕の季節が近づいてきました。 七夕と言えば、織姫様と彦星様が年に1回会える日ですが、
みなさんは織姫様と彦星様の位置って知っていますか?
実際に星座の位置まで詳しく知っている方は少ないと思います。
今回は、織姫様と彦星様の星座の位置や、 よく見える時間帯など、この記事を読んだあと、 「七夕のことについて詳しくなった~」
となるような記事を書いて行こうと思います。
織姫と彦星の位置は?どの方角で見えるの?
夏の東の空を眺めると、「こと座のベガ」と「わし座のアルタイル」
がちょうど、天の川をはさんで向い合せになっています。
この2つの星座が、天の川をはさんで向かい合わさっていることから、
こと座のベガを織姫様、わし座のアルタイルを彦星様にしたのです。
ベガもアルタイルもどちらも一等星なので、
とても明るい星なので
時刻や方角を間違えなければ、
子供でも比較的簡単に見つけることができます。
簡単に見つける方法として、
まずは織姫様であるベガを最初に見つけてみましょう。
アルタイルよりも明るく見つけやすいです。
七夕の日の夜は真東の空を見てみてください!
ベガを見つけたら、それよりも南東側のやや低い空を探すと、アルタイルが見つかります。
ここで余談ですが、ベガとアルタイルの星にはくちょう座のデネブを加えれば、
「夏の大三角形」と呼ばれる、夏に見える大きな星座の三角形を観ることができます。
「デネブって七夕に関係ないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、
七夕の伝説にはデネブが現れる話もあるんですよ。
ベガを見つけることができたら、近くにアルタイルやデネブもあるので探してみてください。
織姫と彦星の星座がよく見える時間帯は?2人の距離は?
7月7日の七夕の日だと、午後8時くらいに真東の空に、午前3時くらいには頭上に見えます。
アルタイルはベガより少し暗い星なので、
「ベガより少し暗いな~」と思ったら、きっとそれがアルタイルです。
さて、ベガとアルタイルの位置がわかったところで、
次に織姫様と彦星様の距離はいったいどれくらいなのか調べていきたいと思います。
調べていくとものすごい距離であることが判明しました。
なんと「152兆km」!!
152兆kmと言われても「それくらいか検討もつかない」
という方も多いと思うので、わかりやすいように例をあげていきたいと思います。
では身近な「新幹線」で説明していきます。
最高時速300km/hの新幹線(のぞみも300km/h)の場合だと、
5700万年の時間があれば、織姫様と彦星様が会うことができます。
わかりやく説明しても、「5700万年」は
時間がかかりすぎですし、かなーり2人の距離が遠いことがわかります。
2人を引き離した天帝様(織姫の父親)は鬼か!!って思ってしまいます。
七夕の物語に「織姫様に会うために彦星様は牛車(ぎっしゃ)で通った…」
とされていますが、牛車で通った場合どれくらいの時間がかかってしまうのでしょうか?
さっき新幹線で計算しても恐ろしい年数だったので、牛車はいったい…(笑)
牛車のスピードは時速2kmほどなので、計算してみるとなんと「87億年」になります。
ちょっと想像絶する年数ですね…(笑)
織姫と彦星の間を流れる天の川ってどんな川?
天の川は、七夕の日に織姫様と彦星様が出会う場所として知られています。
ですが「天の川ってなに?」と聞かれると、よくわからないという方が多いです。
では、天の川ってどんな川なのでしょうか?
調べていきたいと思います。
天の川は、名前の通り宇宙にある川という意味です。
ですが、私たちが知っているような水が流れているような川のことではありません。
天の川は別名「銀河系」とも呼ばれている星の集まりで、
ほとんどの星が太陽ほどか、太陽の半分ほどの重さを持つ似ている性質の恒星なのです。
恒星が無数に集まって円盤状になったのが銀河系なのです。
たくさんの恒星が渦巻き状に集まり、横から
見てみると真ん中が膨らんだお皿のような形になっています。
私たちが暮らしている地球は、そのお皿の端っこの方にあるので、
お皿の真ん中を見ると星がたくさん見えるので、まるで川のように見えるのです。
ですので、天の川は「川」ではなく、
「たくさんの星の集まりが川に見えるのが正しいのです。
まとめ
今回は、七夕の星座の位置を知りたい!織姫と彦星はどの方角で見えるの?について紹介しました。
調べていて1番驚いたのが、織姫様と彦星様の距離です。
想像絶する距離でしたね(笑)
この記事を読んで、星座の位置や時間帯がわかり、
今年の七夕は織姫様と彦星様が出会う
天の川がしっかり見られるのではないかなと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。