七草がゆは、1月7日に食べる料理として知られています。
子どもの頃に、母親が七草がゆを作ってくれたという人は多いと思いますが、結婚などをきっかけに、これから初めて自分で作るという方もけっこういるのではないでしょうか?
そこで今回は、七草を手にいれる方法について、以下の内容を中心に調べてみましたので、これから詳しくご紹介していきたいと思います。
- 七草はスーパーやコンビニや通販で買える?
- 七草が手に入らない時の代用の野菜はどうする?
- レトルトの七草がゆはどこで売ってるの?
はじめに、七草って何のことを言うのかご存知でしょうか?
「スズナ、スズシロ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、セリ、ナズナ」
これらを合わせて春の七草と言います。
全て野草として生えているものですが、この7つの野草を全て自力で探し出すことは、まず難しいですよね。
そこで、簡単に七草を入手する方法が3つあります。
1. スーパー
まずは、近所のスーパーに行ってみましょう。
時期になると、スーパーの季節野菜のコーナーなどで「七草セット」が販売されます。
私も毎年スーパーで七草セットを買うのですが、だいたい1月4~5日頃から、お店で見かけるようになります。
七草がゆは、1月7日の朝ごはんとして食べるのが風習ですので、その2~3日前くらいから販売を始めるスーパーが多いです。
値段の相場は、300円~500円程度で、家族2~3人分の量が入っています。
2. コンビニ
最近、新鮮な野菜や果物が買えるコンビニが増えていますよね。
野菜を扱っているお店であれば、七草セットも販売している可能性が高いので、近くにコンビニがある方は一度リサーチしてみると良いと思います。
また値段も、以前は「コンビニ=高い」というイメージがありましたが、最近はスーパーとあまり変わらない値段で売られるようになってきました。
七草セットは、スーパーと同じく300~500円くらいで買えますので、近くのスーパーで売り切れてしまっていたら、コンビニの野菜コーナーをチェックしてみましょう。
3. ネット通販
インターネット通販でも七草セットを購入することができます。
お正月が近くなると、スーパーなどで売っているものと同じ七草セットが、ネット上でも買えるようになります。
販売しているお店にもよりますが、1月5日前後に自宅に届くように送ってくれることが多いです。
スーパーに買いに行く時間が無い人や、毎年うっかり七草を買い忘れてしまうという人は、ネットで予約注文をしておくと、とても便利ですよ!
ちなみに最近は、生の七草セットだけでなく、フリーズドライされた七草の商品があるのをご存知ですか?
フリーズドライなので、アク抜きや下茹でといった作業を全部省くことができるのが嬉しいですよね。
こちらの商品も、スーパーやコンビニ、ネット通販などで買うことができ、値段も1袋300円程度です。
お正月の季節限定で売られていることが多いので、時期が来たら、お店で探してみてくださいね!
⇒ 七草のフリーズドライはスーパーで売ってる?コンビニや通販で買える?
七草が売ってない!売り切れていた時の野菜の代用はどうする?
スーパーやコンビニなどで七草は買えますが、もし売り切れて買えなかった場合は、別の野菜を代用して作ることもできます。
例えば、スズナやスズシロですが、スズナは蕪(カブ)、スズシロは大根のことを言います。
ゴギョウやハコベラなどは、普段はスーパーでは買えないですが、カブや大根なら比較的手に入りやすいかと思います。
七草全てが手に入らなくても、手に入る範囲の野菜を使って作ると、普通の七草がゆとはまた違った旨みや甘みを味わうことができますので、一度作ってみてはいかがでしょうか?
ここで、七草の代わりに使えるオススメの食材をいくつかご紹介しますので、良かったら作る時の参考にしてみてくださいね。
1. ほうれん草
ほうれん草は、七草の代用として最も有名な野菜の1つです。
冬に収穫されたほうれん草は、ビタミンCやミネラルなどの栄養価がとても高く、胃にも優しい野菜として知られています。
おかゆに入れる時は、細かく刻んでから入れると食べやすくなります。
2. 小松菜
ほうれん草と同じく、葉物の野菜で栄養価が高いのが小松菜です。
鉄分を多く含んでいるほか、消化しやすい野菜ですので、お正月の豪華な料理が続いて胃が疲れている方にオススメです。
3. 人参
ビタミンAが多く含まれていますので、セリやナズナの代用になります。
また、人参が入ると彩りも良くなりますので、細かい角切りにして加えると、甘みが増して美味しいですよ!
4. 水菜
水菜にはビタミンC、カリウム、葉酸といった栄養素が含まれています。
有害物質から体を守る抗酸化作用や骨の成長を促進する働きがあり、大人だけでなく子どもにもぜひ食べてほしい野菜の1つです。
シャキシャキとした食感を残したい場合は、サッと熱湯に通す程度にしておくと良いでしょう。
もし水菜が苦手な子どもがいる場合は、かなり細かく刻んでから入れるか、ほうれん草などの他の葉物で代用してもいいと思います。
また、以下の2つは野菜ではありませんが、七草と同じ栄養素が含まれ、七草がゆのアレンジレシピでもよく使われる食材です。
好みに応じて、取り入れてみてくださいね。
1. 鶏肉
本来、七草がゆには肉類は入れませんが、たんぱく質を含むハコベラの代わりに鶏肉を使うのもオススメです。
鶏肉には、たんぱく質の他にビタミンA、B2といった栄養が多く入っており、風邪予防の効果もあります。
また、火を通すことで鶏の旨味がたくさん出てきますので、だしの効いたひと味違うおかゆになりますよ!
2. きのこ類
ミネラルが豊富に含まれており、体の疲労回復に効果があります。
きのこにも旨味がたっぷり含まれているので、途中で食べるのが飽きてしまいがちなおかゆも、最後まで美味しく食べることができます。
1章では、七草が買えるお店などをご紹介しました。
だけど、「もはや料理することさえ面倒!」という方は、ぜひインスタントやレトルト食品を活用してみましょう。
レトルト系の七草がゆは、七草のフリーズドライとおかゆの両方が入った調理済みの商品です。
食べる時におかゆを温めて、フリーズドライを混ぜるだけでOK。
自分で野菜の下処理をする必要もないし、おかゆをわざわざ炊く手間も省けるので、とても楽です。
朝の忙しい時間帯に、時短でサッと食べられて、料理の後片付けも簡単に済ませたいというママには、特にオススメしたいアイテムです。
ちなみに、この七草がゆのレトルト食品は、スーパーやネット通販で購入できます。
1袋500円前後なので、一番始めにご紹介した七草セットと同じくらいの価格で買えます。
また、コンビニでも七草がゆのレトルト食品を扱っている所は多いです。
特にセブンでは、毎年販売されているようですね。
レトルトカレーのようにパウチされた商品はもちろんのこと、ここ数年は、お弁当の1つとしてご飯もののコーナーに並べて販売しているコンビニも増えているんですよ。
お弁当ならその場で温めてもらえるし、おかゆを入れるお茶碗を用意せず手軽に食べられるので、とても便利ですよね!
販売時期は、七草がゆを食べる1月7日前後の期間限定で販売されることが多いですので、一度食べてみたいという方は、買うタイミングを逃さないように注意しておきましょう。
まとめ
今回は、七草が買えるお店や代用できる食材、また便利なレトルト食品についてご紹介しました。
初めて七草がゆ作りにチャレンジする方も、レトルトで手軽に食べたいという方も、ここでお話しした内容を参考にしてもらえたら嬉しいです。
新しい1年の健康を願いながら、美味しいおかゆをぜひ家族みんなで食べてくださいね。