最近、共働きの家庭が多くなっているため、子どもを保育園に入れる人がたくさんいます。
でも、待機児童が多いなどの理由で保育園に入れず、共働きでも幼稚園に入れる人が増えています。
ただ、幼稚園に入れた場合に一番のネックとなるのが、「夏休み中の子どもの預け先」についてです。
幼稚園には夏休みがあるので、そこをどう乗りきるかを考える必要があります。
そこで今回は、共働きで幼稚園児がいるママのために、以下の点についてお話ししていきたいと思います。
- 夏休み中に幼稚園児を預けられる施設はあるのか
- 民間学童やサマースクールは預け先として可能か
- 子どもが病気になった時でも預けられる場所はあるか
共働きで幼稚園は夏休みだけど預かり保育がない!預け先はどうする?
では始めに、夏休み中に幼稚園児が利用できる預け先について、紹介します。
夏休みの預け先として利用できる施設を調べたところ、「認可外保育園」と「託児所」の2つがありました。
まず、認可外保育園について、特徴を見ていきましょう。
<認可外保育園の特徴>
- 保育時間は平均12時間前後
- 入園資格に特別な決まりなし
- 保育料は園ごとの設定だが、平均5~6万程度
- 月極め料金や夏休み限定のプランなどあり
認可外保育園は、保育士の数や施設の広さ、設備の有無などの条件が、ある一定の基準を満たしていない保育園のことをいいます。
認可外と聞くと、保育の質や安全性に不安を持つママは多いかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
むしろ、自由なやり方で特徴ある保育をしている所が多く、認可外ならではの魅力ともいえます。
では、その特徴について、詳しく説明していきますね。
1. 保育時間
認可保育園が8時~18、19時くらいまでが多いのに対して、
認可外保育園は7時30分~20時くらいまで見てくれる所が多いです。
保育時間が長いのは、フルタイムで仕事をしているママにはありがたいですよね。
2. 入園資格
認可保育園では、入園する際に一定の条件をクリアしないといけません。
だけど、認可外では入園の条件は基本的にないので、空きさえあれば、誰でも申し込める所が多いです。
ただ、地域によっては認可外でも入園基準を作っている所もあるので、事前にチェックしておきましょう。
3. 保育料
保育料は、施設によって差があります。
平均すると5~6万円くらいはかかり、認可保育園より高めです。
自治体からの補助金を使える地域もありますが、近くの認可外保育園がひと月あたりいくらかかるか、調べてみましょう。
4. 夏休みだけの保育プラン
認可外では、他の幼稚園に行っている子どもでも、受け入れてくれる施設があります。
幼稚園が夏休みに入る1ヶ月だけ利用することもできるので、早めに園に問い合わせをしてみることをオススメします。
次に、託児所の特徴についてです。
<託児所の特徴>
- 一般利用託児所と事業所内託児所がある
- 一時預かりから夜間保育まであり
- 入園資格に特別な決まりなし
- 保育料は託児所によって異なるが、平均6万~
- 小学校低学年まで利用できる所もある
託児所は、認可外保育園と同じ扱いの施設です。
特徴もほぼ同じですが、一部違う部分があるので紹介します。
1. 託児所の種類
ショッピングモールや病院などの中にある「一般利用託児所」と、
会社の中にある「事業所内託児所」の2種類があります。
2. 保育時間
認可外保育所と同じように、保育時間は長めです。
また短時間の一時預かりから、8時~22時くらいまでの長時間保育まで、柔軟に対応しているのが特徴です。
中には、夜間保育を行っている所もあります。
3. 入園資格
入園するための条件は、特にありません。
ただ、会社の中にある託児所は、その会社で働いている人の子どものみ対象である場合があります。
4. 保育料
託児所によって、料金に差があります。
1時間あたり〇〇円としていたり、月極め料金が設けられていたりと、さまざまです。
認可外保育園と同様に、自治体からの補助金を使える場合があります。
5. 対象年齢
保育園は通常、0歳~就学前の子どもが対象ですが、託児所では、小学生まで預かってくれる施設もあります。
小学校に上がって、学童がいっぱいで入れない時などにもいいですね。
以上、認定外保育園と託児所の特徴について紹介しました。
利用する際は、1日の保育内容や施設の評判などについて、事前にしっかりとリサーチしておくようにしましょう。
共働き夫婦の幼稚園児の夏休みの預け先に民間学童やサマースクールは?
前章では、夏休み中の子どもを預ける場所を2つご紹介しました。
ただ、それ以外の預け先として、「民間学童」や「サマースクール」はどうなのかと考えているママもいると思います。
共働きで「小学生」のいるおうちでは利用していることが多いですが、「就学前の幼稚園児」でも利用できるかどうか、詳しく調べてみました。
<民間学童の特徴>
- 対象は小学生が基本
- 保育時間は7時30分~19時くらいまで
- 料金は週5で5万円程度~
- 夏休み中は、学習支援や体験プログラムが充実している
民間学童は、基本的に「小学生」を対象としています。
共働き家庭だと、ほとんどの子どもは保育園に通っているので、夏休み中に幼稚園児などを対象にした学童保育をする所は少ないです。
小学校受験のための学習と託児サービスを兼ねた学習塾もありますが、利用している幼稚園児は限られています。
<サマースクールの特徴>
- 幼稚園児でも申し込み可能
- 半日や1日コース、宿泊コースなど、プログラムが豊富
- 幼児参加は親同伴のプログラムが多い
- 料金は4000円~6万円程度
サマースクールは、普段体験できないことができる特別な学校です。
英語や自然体験などのプログラムがあり、幼稚園児でも参加できます。
ただ、幼稚園児向けのプログラムは、親子参加や3~4日間だけのものがほとんどです。
夏休みの思い出作りのために申し込むのには良いですが、託児目的で利用するのは少し厳しいかもしれません。
以上が、民間学童とサマースクールの特徴です。
どちらも、魅力的な点がありましたが、夏休み中の預け先としては難しそうですね。
そうなるとやはり、認可外保育園や託児所にしぼって探すのがベストな方法といえます。
共働きの幼稚園児の夏休みに頼れる人がいない!急な発熱や病気の時は?
夏休み中の子どもの預け先が決まったら、もう1つ考えておかなければならないことがあります。
それは、「子どもが病気になった時の預け先」です。
認可外保育園や託児所では、発熱したり具合が悪くなったら、保護者は迎えに行かなければなりません。
でも、仕事をしていると、なかなか早退や休みが取れない人もいますよね。
そういった時にぜひ利用してほしいサービスが「3つ」あるので、ご紹介します。
1. 病児保育
まず1つが、病児保育をしている託児所です。
この施設は、主に小児科のある病院や診療所に併設されています。
1日あたり2000円くらいで利用できます。
病院が近いので、万が一の時でもすぐに診てもらえて安心ですね。
ただ、病児保育で預かることができる定員は数名程度であることが多いので、預かってほしい時に申し込みができない可能性があります。
あらかじめ、自宅から近いところを2ヶ所くらいは探しておくといいかもしれません。
ちなみに、「全国病児保育協議会」というホームページで、病児保育をしている病院を紹介しています。
施設探しの参考にしてみてくださいね。
2. ファミリーサポート
同じ地域で、子育てを手伝ってほしい人とサポートしてくれる人をつなげてくれるサービスです。
1時間700円~1000円くらいで利用できます。
また、事前に会員登録をしておけば、病気の子でも預けることができます。
ただし、地域によって病気の子を預かる条件が違います。
38℃以上の高熱やインフルエンザなどの病気の時は、預かれない可能性がありますので、注意しておきましょう。
ちなみに、埼玉県ではファミリーサポートの他に、「緊急サポート」というサービスがあります。
子どもが病気になった時に、保育園などへのお迎えや病院への代理受診をしてくれるなど、病気の子に配慮したサポートが充実しています。
こういったサービスが地域にあると、共働きのママには嬉しいですよね。
3. ベビーシッター
ベビーシッターにお願いするのも、1つの方法です。
料金が高いイメージがありますが、1時間あたり1500円くらいからの所もあります。
キッズラインやポピンズなどでは、病児保育が可能なシッターさんもいますので、自宅近くで申し込めるサービスがあれば登録してみましょう。
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まとめ
今回は、幼稚園児が利用できる夏休みの預け先について紹介しました。
共働きで近くに子どもを見てくれる身内がいないと、どうしても夏休み中の対応を考えなくてはならないので、大変ですよね。
ここで紹介した内容が、毎日仕事を頑張っているママの手助けになればと思います。
良かったら参考にしてみてくださいね。