日本では、お正月のイベントが一段落ついた頃に、七草がゆを食べる慣習があります。

1月7日頃になると、七草は近所のスーパーなどで見かけるようになりますよね。

ただよく見ると、葉っぱや根っこがついたまま売られているので、どうやって下処理をしていいのか分からないという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、美味しい七草がゆを作るために必要な知識や正しい下処理の方法について、以下の3つの内容を踏まえながら、分かりやすくご紹介していきたいと思います。

  • 七草の根っこは食べられる?大根とカブ以外で食べられないものは?
  • ホトケノザとセリは葉っぱだけじゃなくて根っこも食べる?
  • スズシロとスズナの皮はむく?葉っぱは食べられる?

七草の根っこも食べる?大根とカブ以外で食べられないものは?

まずは、「七草」にはどんなものがあるか、おさらいしておきましょう。

1. スズナ
【別名】蕪(かぶ)【効能】消化の促進効果、解毒、風邪の予防2. スズシロ
【別名】大根(だいこん)

【効能】消化不良、胃炎、冷え性などの解消

3. ホトケノザ
【別名】コオニタビラコ

【効能】胃腸を整える、高血圧予防、アトピーの改善

4. ゴギョウ
【別名】ハハコグサ

【効能】せき止め、喉の消炎作用、むくみ改善

5. ハコベラ
【別名】ハコベ

【効能】痛み止め、止血効果、歯槽膿漏の予防効果

6. セリ
【別名】シロネグサ

【効能】整腸作用、食欲増進、高血圧や動脈硬化の予防

7. ナズナ

【別名】ぺんぺん草

【効能】下痢、便秘、高血圧の改善、殺菌、疲労回復、ストレスの軽減など

以上が「春の七草」と言われています。

胃腸の調子を整えたり、体の不調を改善してくれたりする効果のあるものが多いですね。

さて本題ですが、この七草の中で根っこが食べられるものは2つあります。

それは、「スズナ」と「スズシロ」です。

上でご紹介した通り、スズナは蕪(かぶ)、スズシロは大根のことをいいます。

どちらも根菜類なので、根っこごと美味しく食べることができますよ!

栄養もあるので、切って捨ててしまわないでくださいね。

ただし、家庭に小さな子どもがいる場合、根っこ部分は少し食べにくいかもしれません。

その場合は、無理せず根っこ部分を取り除いてしまってもOKですが、もしお粥の中に入れたい場合は、かなり小さく切ってから入れると良いでしょう。

反対に、スズナとスズシロ以外の草の根っこについては、食べないのが一般的です。

お店では根っこがついたまま売られていることが多いので、スズナとスズシロ以外の草については、全て根っこを切ってから調理するようにしましょう。

七草のホトケノザとセリは根っこまで食べる?葉っぱの部分だけ?

次は、「ホトケノザ」と「セリ」についてご紹介します。

まずホトケノザについてですが、おかゆに入れる時は、根っこは食べずに葉っぱの部分だけ使うようにしましょう。

下処理の方法については、以下の通りです。

  1. 茹でる前に、水でしっかりと土を洗い流す。

 

  1. 塩を入れた熱湯の中にホトケノザを入れ、10秒ほど茹でる。

 

  1. すぐに熱湯から取り出し、冷たい水の中に浸してアクを取る

 

  1. 粗熱が取れたら、まず根っこを切り離す。

 

  1. 茎、葉っぱの部分は、1センチくらいの長さに切る。

 

下処理のポイントですが、茹でる時はサッと火を通す程度にするのがポイントです。

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茹でる時間が長いと、せっかくの栄養素が外に出てしまいますので、注意しておきましょう。

また、熱湯に入れる塩の量ですが、500㎖の水に対して小さじ1程度入れると良いでしょう。

次にセリについてですが、ホトケノザと同じように葉っぱの部分だけ使います。

根っこについては、包丁で切って処理してしまうのが基本ではありますが、「根っこも捨てずに食べる」という地域も一部あるようです。

セリは、根っこの部分にも栄養がたっぷりあると言われていて、食感がシャキシャキしていて好きという方もいます。

気になる方は、試しに食べてみてはいかがでしょうか?

下処理方法は、ホトケノザと同じ方法で下処理をしましょう。

また七草は、熱いおかゆの中に長い時間入れたままにすると、色があせてきたり、苦味が強くなってきたりします。

できるだけ、七草は食べる直前におかゆの中に入れるようにしてくださいね。

七草のスズシロとスズナの皮はむくの?葉っぱも食べられる?

最後は、スズシロとスズナについてご紹介します。

スズシロとスズナは、根っこも美味しく食べられると先ほどお話ししましたが、「皮」や「葉っぱ」についてはどうでしょうか?

結論から言いますと、皮も葉っぱもどちらも美味しく食べられます!

始めにご紹介した通り、スズシロは大根、スズナは蕪のことをいいます。

まず皮についてですが、スーパーで売られているサイズの大根や蕪だと皮がとても硬いので、皮をむいてから料理をすることが多いと思います。

一方で、スズシロやスズナというのは、大根や蕪が大きくなる途中で収穫したミニ野菜のことを言います。

そのため、皮がまだ柔らかく、皮つきのままでも食べることができるんですよ!

また、皮にも栄養が多く含まれています。

皮ごと食べることで、お正月のごちそう続きで疲れてしまった胃腸を元気にする効果も期待できそうですね!

次に葉っぱについてですが、包丁で細かく切って、火を通せば食べることができます。

大根や蕪の葉っぱは、普段の料理でも使われることが多いですよね。

私もよく炒めたり、みそ汁の具にして食べたりしています。

スズシロやスズナは、根っこ、皮、葉っぱ全て食べることができる万能な野菜ですので、どれも捨てずに丸ごと使いましょう。

ちなみに、スズシロとスズナの下処理方法は以下の通りです。

ぜひ参考にしてやってみてくださいね。

 

  1. 水でよく洗い、土の汚れを落とす。

 

  1. 葉っぱは切り離し、塩を入れた熱湯でさっとゆでる。

 

  1. ゆでた葉っぱはすぐに冷たい水にさらし、余熱とアクを取る。

 

  1. 実や根っこの部分は、薄切りかイチョウ切りにして、食べやすい大きさに切る。

 

  1. 切った実は、塩を入れた熱湯で2~3分程度ゆでて柔らかくする。

 

  1. ゆでたら湯切りをして、お皿などに移しておく。

 

 

まとめ

七草の正しい食べ方について、お分かりいただけましたでしょうか?

最近は、七草がゆを食べる慣習が薄れてきつつありますが、一年に一度だけ食べられる貴重な機会です。

新しい年も健康に過ごせるように、ぜひおうちで作ってみてくださいね。

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