年賀状を弁護士へ送る時には、新春の挨拶とともに感謝の気持ちが伝わるように、じゅうぶん気をつけて書くことが大切です。

敬称や宛名など、書き方を間違えて失礼にあたらないか…と、弁護士へ年賀状を出すことが初めての場合には、なおさら不安になりますよね。

この記事では、年賀状を弁護士に送る時に役立つ次のようなポイントを、具体例をあげながら詳しく説明していきます。

  • 年賀状を弁護士に送るなら敬称は?正しい宛名の書き方
  • 弁護士に年賀状を送るなら文面や添え書きは?文例の書き方3選
  • 弁護士に年賀状を送る時常識外れでやってはいけないタブーまとめ

年賀状を弁護士に送るなら敬称は?正しい宛名の書き方

【年賀状を弁護士に送る時の正しい継承は、様?先生?】

一般的に「様」は丁寧なので問題ありませんが、弁護士宛てに年賀状を送る時の敬称は、「様」より敬意をあらわす「先生」を使うほうがいいとされてきました。

ただ、最近では「先生」を使うことに関して賛否両論に分かれてきています。

そこで、「様」と「先生」どちらが正しいのか調べてみました。

士業宛ての年賀状ビジネスマナーでは、士業の方の敬称を「様」で統一して、肩書きを氏名の前に付けるのが基本となっています。また、弁護士同士では「先生」を使うことが多いようですが、個人的な相談をした時の宛名に「先生」を使っても特に問題ありません。

このことをふまえて、弁護士事務所宛ての年賀状の敬称は、次のように使いわけるようにしましょう。

・取引先宛の弁護士宛ての敬称は「様」で統一

最近のビジネスマナーでは敬称に「様」を使うことが基本なので、取引先宛てなら「様」が正解です。

・個人的な依頼をした時の敬称は「様」「先生」どちらでもよい

取引先でない限り、個人的な依頼をした弁護士には「様」と「先生」どちらを使っても構いません。

【年賀状を弁護士に送る時の正しい宛名の書き方】

ビジネス上での取引先でない限りは、個人的な相談を依頼している弁護士に年賀状を出すことになると思います。

個人的にお世話になっている場合には、敬称は、「様」と「先生」のどちらを使っても大丈夫ですが、どちらにしようか迷ったら、「先生」を選ぶと安心です。

特に形式を重んじる弁護士さんや、年配の弁護士さんになってくるとこういった敬称ひとつで印象も変わって来ることもあります。

基本的に、弁護士の個人宅の住所は教えないことになっているので、宛名は、弁護士事務所宛てか弁護士法人宛てとなります。

弁護士法人の場合には、弁護士事務所の前に「弁護士法人」と書きます。どちらも、名前の前に「弁護士」と肩書きを入れましょう。

・弁護士事務所の場合の正しい宛名の書き方

「○○法律事務所(弁護士事務所)
弁護士 〇○△△様(先生)」

・弁護士法人の場合の正しい宛名の書き方

「弁護士法人 〇○法律事務所
弁護士 〇○△△様(先生)」

また、「殿」は絶対に使わないようにしてください。
刑事裁判の被告人や被疑者宛ての通知の際に弁護士が「殿」を使うので、宛名に「殿」は使いません。

もともと「殿」は、目下の人に使う言葉なので絶対に避けましょう。

弁護士に年賀状を送るなら文面や添え書きは?文例の書き方3選

年賀状は、年始の挨拶だけでは素気ないです。心のこもったひと言や近況報告などの添え書きを加えるようにしましょう。

添え書きをひと言加えるだけで、オリジナルの文面になり律儀な印象になるので、感謝の気持ちが伝わりやすくなります。

添え書きでは、お礼や感謝の言葉を手短にまとめて、シンプルに気持ちが伝わるようにましょう。

【弁護士に送る年賀状|文面の基本とポイント】

年賀状の書き方の基本は次のとおりです。賀詞は必ず先頭に書きます。そ
の他は、意味や流れがきちんと伝わる文面であれば、近況報告などを途中に入れたり順番が変わったりしても構いません。

  1. 文頭に「謹賀新年」などの賀詞(大き目の字で書く。)
  2. 新春を喜ぶ言葉・新年の親交を願う挨拶
  3. お礼や感謝を伝える言葉
  4. 弁護士の先生や弁護士事務所の発展を願う言葉
  5. 日付(日付は年号から書く。西暦可。)
  6. 近況報告や抱負などの添え書き(小さめの字で短めに書く。)

【弁護士に送る年賀状|文例の書き方3選】

弁護士の先生に初めて年賀状を出す場合には、失礼にあたらないか心配ですよね。
文例を3つ紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

文例1.一般的な書き方

謹賀新年
皆様お健やかに新春をお迎えのことと存じます。
旧年中はお力添えいただき誠に有難うございました。
〇○先生(貴社)益々のご発展をお祈り致します。
本年も一層のご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

令和〇年 元旦

おかげ様で家族全員元気で過ごしております。

文例2.ビジネス上の関わりがある場合の書き方

恭賀新春
旧年中は格別のご愛顧にあずかり厚く御礼申し上げます。
〇○先生のご指導により忙しいながらも順調に進んでおります。
さらなる飛躍の年となるよう精進する所存です。
御社のご繁栄と皆様のご健勝を祈念いたします。
本年もお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

令和〇年 元旦

文例3.個人的な関わりがある場合の書き方

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
皆様お健やかに新春をお迎えのことと存じます。
昨年中は大変お世話になり、ご厚情に心より感謝いたします。
〇○先生のますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
本年も何卒よろしくお願いいたします。

令和〇年 元旦

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普段の呼び方が「先生」であれば、宛名の敬称を「様」と書いた場合であっても、添え書きで「先生」を使うようにすると、優しい印象になって気持ちが伝わりやすいです。

弁護士に年賀状を送る時常識外れでやってはいけないタブーまとめ

お世話になっている弁護士が、新年早々に届いた年賀状を見て不愉快な気分になる事態だけは避けたいですよね。

そこで、年賀状を弁護士に送る時に、常識外れでやってはいけないタブーをまとめました。

謙譲表現・敬語の入らない二文字の賀詞

二文字の賀詞は敬語を含まず失礼にあたります。「迎春」「新春」「賀正」などの賀詞は、一見失礼のないように感じますが、弁護士宛ての場合にはタブーです。

弁護士宛てには次のような賀詞を使いましょう。

  • 謹賀新年
  • 恭賀新年
  • 謹んで新年のお慶びを申し上げます

「明けましておめでとうございます」は、誰に対しても使う言い回しなので問題ありませんが、敬意を示す「謹んで新年のお慶びを申し上げます」の使用をおすすめします。

宛名や敬称が不適切

  • 「〇○△△殿」…「殿」は目下の人・弁護士が使う用語なのでタブー
  • 「○○△△先生」…肩書がない
  • 「弁護士 〇○△△先生」が正解
  • 「○○△△弁護士様」「〇○△△先生様」…二重敬語・使い方間違い
  • 「〇○法律事務所御中 ○○△△様」…御中と様を同時に使うのは間違い
  • 「〇○法律事務所 ○○△△様(先生)」が正解

横書き

年賀状の横書きは、友人同士なら通用するかもしれませんが、弁護士宛ての年賀状では常識外れです。縦書きで統一して書きましょう。

到着日が遅い

昔は1月2日に年賀状を書いていたと言われています。そのため、一般的には1月7日までに到着すれば問題ないとされています。

また、弁護士や事務所の殆どが年末年始はお休みなので、弁護士や事務所の方が年明けの仕事始めの日に年賀状を見るように届ける事が肝心です。

一般的に、年賀状を元旦に届くようにすることが礼儀なので、出来る限り元旦に到着するように準備しましょう。元旦に届くようにするための注意点は次の2つです。

① 12月15日~12月25日の間に投函

基本的に、12月15日~12月25日の間に投函すると、元旦に到着することになっています。
早めに出そうと思って12月14日以前に投函してしまうと、普通郵便として年内に年賀状が届いてしまう可能性があるので、気をつけてくださいね。

また、地域の事情によっては投函期間が変更になる可能性も考慮して、予め最寄りの郵便局に確認しておくことをおすすめします。

② 私製ハガキで年賀状を出すなら、切手の下に赤字で「年賀」と記入

年賀状を私製ハガキで送ってしまうと、年賀状扱いにならすに早く届いてしまいます。必ず、切手の下に赤字で「年賀」と記入してください。

もし、何かの事情で1月7日までに届くように投函できなかった場合は、寒中見舞いを出すのが常識です。

住所や宛名・文中の誤字

意外とよくありがちなのが弁護士の名前の漢字間違い。
特に、弁護士の名前が間違っていては、せっかくの年賀状が台無しです。
書いた本人は間違いに気づかない場合があるので、入念な見直しを徹底しましょう。

郵便番号や地名などの宛先違い

郵便番号や地名自体を間違えると、住所不一致で年賀状が戻ってきてしまう可能性も…。
正確な住所などが記載されている名刺などを見て、合っているかチェックすることをおすすめします。

忌み言葉・デザインや文字の色が不適切

次のような、死や不幸を連想させる忌み言葉は使用しないでください。

  • 死ぬ
  • 去る
  • 失う
  • 滅びる
  • 落ちる
  • 病む

よく使ってしまいがちなのが「去年」。忌み言葉の「去る」が入っているので、「旧年」や「昨年」を使いましょう。

また、弁護士へ事件や事故の依頼をした場合には、怪我や病気が回復したことを伝えたい気持ちが強くなり、ついストレートに書いてしまいがちです。

嬉しい近況報告は弁護士にとっても喜ばしいことだと思いますが、次のように「怪我」や「病気」という言葉を避けて、前向きな言葉を選んで使うようにしてくださいね。

  • 病気が治ってきました⇒元気になってきました
  • 怪我がよくなってきました⇒順調に回復しています

避けるべき文字の色は、灰色や赤色です。また、黒縁のデザインは遺影写真を連想させるので、くれぐれも使用しないでください。

印刷のみの年賀状で済ませる

全て印刷にすると、手間を省いている印象を与えてしまいます。字が下手だから…と心配になっても、心を込めて丁寧に書けば誠実さが伝わります。

どうしても年賀状プリントにしたい場合には、宛名と添え書きの一筆だけは手書きにしましょう。

 

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まとめ

年賀状は、正しい敬称と宛名の書き方をして最低限の常識をおさえていれば、失礼にあたることはまずないです。

受け取った弁護士は、丁寧に書かれた年賀状やお礼を伝える言葉は嬉しいですし、近況報告があると安心します。今回紹介したポイントを参考に、添え書きの内容は自分の状況に置き換えて、ぜひ手書きで心のこもった年賀状を送ってくださいね。

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