年末の大掃除や、定期的な水回りの掃除にカビキラーを使用するという方は多いですよね。

カビキラーには高い漂白力や除菌力があるため、しっかりとした掃除の際には欠かせません。
しかし、少量で充分な効き目があるため、なかなか容器一本を短期間で使い切ることはありませんよね。
毎日使用するものでもないので、忘れた頃に随分前に開封したものがでてくることも多々あります。

古くなったカビキラーはなんとなく使う気になれないので捨てたいと思う方も多いでしょう。
ただ、強い作用のある液体なので、そのまま捨てるは気が引けるという声をよく耳にします。

そこで今回は、家庭であまりがちなカビキラーの捨て方についてこのような内容をご紹介致します。

  • カビキラーの捨て方は?安全で正しい方法を知りたい!
  • カビキラーの安全な捨て方は?自宅で流してもいい?
  • カビキラーをそのまま捨てるのは危険?容器ごと可燃ごみに出せる?

カビキラーの捨て方は?可燃ごみに出せる?安全で正しい流し方まとめ!

カビキラーは、塩素系漂白剤と呼ばれる溶剤の一種で、他に有名なものにハイターやキッチンブリーチなどがあります。

これら塩素系漂白剤の主成分は、次亜塩素酸ナトリウムという化学物質です。この物質は、あらゆる菌に効果があり、匂いも漂白効果も抜群に高いのが特徴と言われています。

その効果の高さは、使用したことのある方なら誰しもが納得するレベルですが、逆にこれだけ強い作用があると

「普通に捨てて大丈夫なの?開封してから時間が経ったら化学変化を起こしているのでは?」
と思いますよね。

詳しい成分やその特徴までは理解していないけど、良くも悪くも強い作用のある液体であることから、古くなったものは危険だと感じている方は多く、捨て方は悩みの種となっています。

まず、開封してから日数を経て起こる化学反応についてですが、実はこれには特に危険な変化はありません。
ただ、消毒効果が低くなります。

室温などの保管状況にもよりますが、通常の保管でも半年で有効濃度が6割ほど減少するというデータがあります。

時間が経ったカビキラーを使うのは気が引けるという声が多いですが、結局のところ効果も半減しているので捨てるに越したことはありませんね。

肝心の捨て方ですが、まず住んでいる地域のごみの分別ルールを確認することが第一です。
多くの地域で可燃ごみに出せることが多く、可燃ごみとして捨てること自体は特に問題ありません。

ただほとんどの自治体で、液体はごみに出せないとされているため、液体であるカビキラーはそのままは捨てられないのです。

ではどうすれば良いのかというと、不要な紙や布に吸収させてから、その紙や布を可燃ごみとして捨てるという方法があります。

また、可燃ごみ以外での簡単な捨て方としては、自宅で流すという方法が一般的です。

通常、掃除に使用する際も最終的には水で流しますよね。つまりその程度の濃度であれば流しても大丈夫なのです。ボトルに記載されている希釈濃度以上であれば排水口へ流して良いとされているので、希釈例を確認してみましょう。

カビキラーの安全な捨て方は?自宅で流してもいい?

前章で述べた通り、カビキラーは可燃ごみとして捨てることもできますし、流すことも可能です。
でも、その捨てる作業の際に何か危険はないの?と思う方もいるでしょう。

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それでは、カビキラーの安全な捨て方について、具体的にご説明します。

まず、最も注意しなければならないのが、化学反応による有毒ガスです。
カビキラーのような塩素系漂白剤は、酸性の物質と反応すると有毒なガスを発生させる性質を持っています。

酸性のものというと、トイレ・風呂用の洗剤などによく見られるため、割と身近な存在と言えますね。
有名なもので言うと、サンポールやスクラビングバブルのバスクリーナーなどがあげられます。

これらの不要になった洗剤類を一斉に処分するときなど、酸性のものとカビキラーが混ざらないように厳重に注意する必要があります。

また、前述の紙や布に吸わせる方法で可燃ゴミに出す場合も注意が必要です。
可燃ゴミということで、他のゴミと同じ袋に入れて処分する方も多いでしょう。
しかし、このとき大量の生ごみが一緒に袋に入っている場合、その生ゴミと反応してガスを発生させる可能性があります。

洗剤だけでなく、酢やアルコール、レモンなどに付着した場合でも有毒ガスが発生する危険があるため、流す場合だけでなく可燃ゴミの場合も要注意なのです。

また、ガス以外の危険性としては、カビキラーを濃度が高いまま流すと、配管を傷つけてしまうというリスクがあります。塩素系漂白剤の成分は金属とも反応を起こすことがあるため、やはり薄めて流すことをおすすめします。

更に、最近は少ないですが浄化槽を使用している住宅の場合、濃度の高いカビキラーを流すと浄化槽で機能している微生物が死滅するリスクがあります。

カビキラーの残量が多い場合、一度に薄められるほどの水が用意できないということもあるでしょう。
そういった場合は、入浴後、浴槽のお湯を抜く際に少しずつ混ぜて流し、数日に渡って処分するという方法がおすすめです。

つまり、以上のことから基本的には単体で、水で薄めて処分するのが最も安全な捨て方と言えるでしょう。

カビキラーをそのまま捨てるのは危険?容器ごと可燃ごみに出せる?

カビキラーの捨て方については前述の通りなのですが、そもそも中身って自分で処分しなければならないものなの?という根本的な疑問を抱く方もいらっしゃいますよね。

容器の中に残っていても、そのまま可燃ごみに出すことはできるのでしょうか。

先にも述べましたが、基本的に液状のものはごみに出すことができません。自治体のルールにもよりますが、多くの地域で液体は不可となっています。
そのため、容器ごと可燃ごみに出すことはできないと言って良いでしょう。

自治体で禁止されているという理由もありますが、容器ごとごみに出すということは原液のままということになりますので、前章のようなガス発生などのリスクがあるということになります。他のごみとの反応や、下手すればごみ捨て場の異臭騒ぎということにもなりかねません。

そのため、どうしても可燃ごみに出す場合は、布や紙に吸収させて液状ではない形にして出すのが安全で正しい捨て方と言えます。

ただこの場合、紙や布を用意する手間があり、吸収させるのも結構厄介な作業ですので、薄めて流す方法が最も簡単で安全でおすすめです。

まとめ

掃除や消毒に絶大な効果を発揮してくれるカビキラーですが、その作用の強さ故、様々なリスクがあることも理解しなければなりません。使用方法だけでなく、処分の方法もしっかり把握しておかないと、思わぬアクシデントが起きる可能性があります。

できれば使い切るのが理想ではありますが、なかなか難しいのが現実です。捨てる際には、他の物質との混同や住居への影響によく注意して、安全に処分できるようにしたいですね。

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